SDGsへの取り組み
芝浦工業大学 SDGs宣言
私たちの世界は今、存続の危機に瀕しています。国際社会は、世界共通の目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」の2030年までの達成に向けて、持続可能でレジリエントな世界を追求しているところです。気候危機や激甚な災害、広がる格差、超高齢社会など喫緊の課題に加え、コロナ禍により浮かび上がった社会の脆弱さに対し、環境?社会?経済の統合的アプローチによる社会システムの変革が求められています。
芝浦工業大学は建学以来、「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を教育理念として掲げ、社会の進歩発展に貢献する技術者を輩出してきました。私たちは、世界が直面するこれらの課題に立ち向かい、幅広い分野を融合した学際的な研究を加速させ、多様な科学技術と豊かな見識により、将来にわたって、誰もが幸せに安心して暮らせる健やかな社会の実現に貢献していくことをここに宣言します。
この宣言を具体化するために、以下の活動を推進します。
(1)【研究】脱炭素社会、持続可能な資源の活用、レジリエントな地域基盤、持続可能でインクルーシブな社会を実現すべく、分野融合?学際的な研究を推進します。
(2)【教育】 国際社会や地域の課題解決に資する実践的な教育を進め、SDGs達成に主体的に貢献できるグローバルエンジニアの育成を目指します。
(3)【環境】 再生可能エネルギーの導入拡大や廃棄物の削減、効果的なICT活用等を進め、脱炭素社会の実現、自然共生を体現した「グリーンキャンパス」づくりを推し進めます。
(4)【多様性】 ジェンダーや人種、国籍、思想、信条、障がい等に関わらず、多様な個性が輝き、誰もが安心して学び、働ける教育?職場環境を確立します。
(5)【地域?国際連携】 国内外の市民、企業、行政、教育機関等とのパートナーシップにより、国際社会や地域の課題解決に協働して取り組みます。
(6)【運用?情報公開】PDCAサイクルの運用によりこれらの進捗状況を定期的に点検し、継続的改善を図るとともに、成果やプロセスを広く公表します。
芝浦工業大学は建学以来、「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を教育理念として掲げ、社会の進歩発展に貢献する技術者を輩出してきました。私たちは、世界が直面するこれらの課題に立ち向かい、幅広い分野を融合した学際的な研究を加速させ、多様な科学技術と豊かな見識により、将来にわたって、誰もが幸せに安心して暮らせる健やかな社会の実現に貢献していくことをここに宣言します。
この宣言を具体化するために、以下の活動を推進します。
(1)【研究】脱炭素社会、持続可能な資源の活用、レジリエントな地域基盤、持続可能でインクルーシブな社会を実現すべく、分野融合?学際的な研究を推進します。
(2)【教育】 国際社会や地域の課題解決に資する実践的な教育を進め、SDGs達成に主体的に貢献できるグローバルエンジニアの育成を目指します。
(3)【環境】 再生可能エネルギーの導入拡大や廃棄物の削減、効果的なICT活用等を進め、脱炭素社会の実現、自然共生を体現した「グリーンキャンパス」づくりを推し進めます。
(4)【多様性】 ジェンダーや人種、国籍、思想、信条、障がい等に関わらず、多様な個性が輝き、誰もが安心して学び、働ける教育?職場環境を確立します。
(5)【地域?国際連携】 国内外の市民、企業、行政、教育機関等とのパートナーシップにより、国際社会や地域の課題解決に協働して取り組みます。
(6)【運用?情報公開】PDCAサイクルの運用によりこれらの進捗状況を定期的に点検し、継続的改善を図るとともに、成果やプロセスを広く公表します。
芝浦工業大学 学長 山田 純
取り組みへの評価
「THE Impact Rankings 2021」SDG8で国内私立大2位、SDG9で同6位にランクイン

イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が2019年から発表している、大学の社会貢献の取り組みをSDGsの枠組みを使って可視化するランキング「Impact Rankings」に初回からランク入りしており、2021年には全世界から1115機関がランク入りする中、801-1000にランク入りしました。
SGU×SDGs
スーパーグローバル大学(SGU)はSDGsにもいち早く目を向け、より良い世界の実現に向けて改革を進めています。本学もSGU校としてSDGsに取り組んでいます。
SDGs を実現する環境システム教育
システム理工学部環境システム学科では、世界各国の共通目標であるSDGsの達成に寄与しつつ、学科独自の「SDGs」(S:サービスラーニング、D:デザイン思考、G:グリーンインフラ?エンジニアリング、s:システム思考)を教育の基本方針として掲げ、国際社会および地域社会の課題解決のための手法を学ぶ場や機会を提供しています。
必修授業においては、1年生の「環境システム入門」や3年生の「環境システム総論」において、SDGsに関連した地域課題について解説した上で、自分の将来目標をSDGsの目標と結びつけて考える個人作業やワークショップを導入し、3年生が1年生にSDGsの学び方について教えるという合同授業も実施しています。
また「環境システム応用演習」や「総合研究」などにおいて、まちづくり提案や研究成果がSDGsのどのゴールを関連するかを明示することを義務づけています。
一方、国際交流活動も授業に頻繁に取り入れており、2019年度はドイツのミュンヘン工科大学にてSDGsをテーマにしたPBLを実施したり、マレーシアやインドネシアにおいて現地学生とともにまちづくり?建築に関するグループワークを行っています。
また、グローバル教育に力点を置くさいたま市の中学校と連携し、3年生や留学生が中学生とSDGsをテーマに英語で討議する授業を実施しました。
さらに埼玉県立の高校において、環境システム学科のメンバーを中心に構成されているSDGs学生委員会と8つの埼玉県内の国際交流団体等が活動内容を紹介し、同校高校生が自らできる国際貢献活動について考える授業を行いました。
必修授業においては、1年生の「環境システム入門」や3年生の「環境システム総論」において、SDGsに関連した地域課題について解説した上で、自分の将来目標をSDGsの目標と結びつけて考える個人作業やワークショップを導入し、3年生が1年生にSDGsの学び方について教えるという合同授業も実施しています。
また「環境システム応用演習」や「総合研究」などにおいて、まちづくり提案や研究成果がSDGsのどのゴールを関連するかを明示することを義務づけています。
一方、国際交流活動も授業に頻繁に取り入れており、2019年度はドイツのミュンヘン工科大学にてSDGsをテーマにしたPBLを実施したり、マレーシアやインドネシアにおいて現地学生とともにまちづくり?建築に関するグループワークを行っています。
また、グローバル教育に力点を置くさいたま市の中学校と連携し、3年生や留学生が中学生とSDGsをテーマに英語で討議する授業を実施しました。
さらに埼玉県立の高校において、環境システム学科のメンバーを中心に構成されているSDGs学生委員会と8つの埼玉県内の国際交流団体等が活動内容を紹介し、同校高校生が自らできる国際貢献活動について考える授業を行いました。
芝浦ビジネスモデルコンペティション
芝浦工業大学ビジネスモデルコンペティション(以下、SBMC)は、芝浦工業大学在学生(学部生、大学院生、高校生含む)、芝浦工業大学教職員、卒業生、他の大学在学生、他の高校在学生、他の企業、団体の職員でSBMC企画の賛同者で構成されるチーム(代表者は大学生、高校生などの学生とし、共同参加者の過半数を学生とすること)又は個人を対象に、持続可能な開発目標(SDGs)に関連する社会課題を解決する新しいビジネスモデルやアイデアを募集しています。
ビジネス化が見込まれるビジネスモデル?アイデアは、事業化に向けて共催企業等より支援を受けることができる可能性があります。
ビジネス化が見込まれるビジネスモデル?アイデアは、事業化に向けて共催企業等より支援を受けることができる可能性があります。
男女共同参画推進
イノベーションの源泉である多様性確保のため、とりわけ男女共同参画推進の観点からは、女性理工系人材の育成や女性研究者の支援に取り組んでいます。
生涯学習
生涯学習として、誰もがいつでも学べる公開講座を開講しています。 本学の教育?研究成果に触れることができる理工学系の講座をはじめ、語学講座やビジネスパーソン向けの講座を開講しています。
また小?中学生を対象に、工学?科学への関心を高めることをねらいとした体験型?実験型の講座も開講しています。
また小?中学生を対象に、工学?科学への関心を高めることをねらいとした体験型?実験型の講座も開講しています。
環境への取り組み
地球温暖化防止への取り組み
豊洲キャンパスの燃料、熱及び電気の使用量を原油に換算した量が年間1500kl以上となったため、東京都「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例)」の規定により、「地球温暖化対策計画書」「地球温暖化対策中間報告書」「地球温暖化対策結果報告」を公表します。地球温暖化対策計画書
地球温暖化対策中間報告書
地球温暖化対策結果報告
港区については、地球温暖化対策報告書を公表します。
地球温暖化対策報告書
環境改善の取り組み
グリーンキャンパス
芝浦工業大学大宮キャンパスは、2001年3月「ISO14001」を取得し、15年にわたり環境改善活動に取り組んできました。2016年3月には、「ISO14001」の認証を返上し、自ら目標を設定し、環境改善活動に取り組むこととしました。
大宮キャンパスは、これまでにも増して、学生、教職員が高い環境意識を持って活動を推進します。
理事長挨拶
循環型社会の構築のために
人類は火を使い、道具を発明して文明を発達させ、便利で豊かな社会を築いてきた。18世紀半ばに興った産業革命は大量生産を可能にし、人口が爆発的に増加し、活動が活発になるに従い、エネルギー消費量が急激に増大した。人口増加とエネルギー消費の拡大は、1.食糧増産の見返りに、森林を失い、肥沃な土壌を失い、砂漠をつくり、農薬を撒き散らして再生可能な資源を犠牲にし、2.化石燃料を燃やして発生する炭酸ガスによる地球温暖化をもたらし、3.酸性雨による森林破壊のために地球の生態系に大きな変化をもたらしつつある。地球環境は、地表に降り注ぐ太陽光のもとで大気、地球上の水、生物、その他の物質が長年にわたって互いに調節し合ってつくられ、維持されているものであるが、現在はそのバランスが崩れてしまっており、大変深刻な問題である。地球温暖化への対策は基本的には炭酸ガスの回収処理及び発生の抑制である。しかし、排出される炭酸ガスの量は従来の公害物質に比べて桁違いに多く、しかも化学的にも安定であることから炭酸ガスを回収処理することは極めて困難である。従って、この問題への対策は炭酸ガス排出量の大幅な削減にある。これは現在のエネルギーシステムのあり方を考え直さなければならない問題であり、省エネルギー対策、発電効率の向上に一層精力的に取り組まなければならない。森林の復興、砂漠等の緑化などを通して、失われた地球環境を取り戻し、共生する仕組みを構築しなければならない。芝浦工業大学は、工学分野の教育と研究を担っている大学として、日常の教育研究活動を通して、エネルギー消費の抑制、再生可能なエネルギーシステムの構築、地球環境の再生と保全のために積極的に貢献してまいります。
学校法人芝浦工業大学 理事長 鈴見 健夫
環境管理総括者挨拶
芝浦工業大学大宮キャンパスは、「グリーンキャンパスR」の実現を目標に、2001年3月に「ISO14001」の認証を取得し、15年に亘って環境マネジメントに取り組んで参りました。この間、各種「環境科目」の設定による環境教育や研究、省エネルギー?省資源、キャンパス内緑地保全などを実現してきました。一方、学内では環境マネジメントシステム(EMS)以外にも薬品管理や安全衛生などの多種多様なマネジメントシステムが実施されており、EMSとの重複が指摘されてきました。また、「ISO14001」では進級によるキャンパス移動が伴う学生は、「準構成員」と位置づけられ、十分にEMSに参画させることができませんでした。加えて、「ISO14001」はサイトごとに認証取得を行うことから、大宮キャンパス以外への展開が難しい状況がありました。
そこで本学は、2016年3月に「ISO14001」の認証を返上し、本学の状況に適した独自のEMS体制へ移行することと致しました。新しい体制では、重複するマネジメント業務を整理し、より効率的なシステムを構築するとともに、学生を教職員とともに「構成員」として位置づけ、環境マネジメント当事者として参画させることを実現します。また、これまでは大宮キャンパスに限定されていたサイトを全キャンパスに広げます。ただし、これまで通り「ISO14001」で実施されていた内部監査を続けるとともに、外部の有識者による監査も実施する予定です。
上記のような環境取り組みを変更したことで、これまで以上に学生、教職員及び関連団体が一体となって環境改善活動を推進して参ります。
大宮キャンパス長 三船 毅明
芝浦工業大学のEMS基本方針
- 芝浦工業大学は、「グリーンキャンパスR」を実現する大学として環境活動を推進していくための「環境マネジメントシステム(EMS)」を維持します。
- このEMSを実施するなかで、以下のことを実現します。
- 世界で活躍する技術人材を育成する高等教育機関として、環境に関する教育?研究を実践します。
- エネルギー?資源消費を削減するとともに、廃棄物の分別回収?リサイクルを徹底することで省資源?省エネルギーを実現します。
- 本学教職員、学生並びに関係する団体の者は、環境改善を実現するための研鑽を行います。
サステイナビリティレポート
サステイナビリティレポート2017-2018お問い合わせ芝浦工業大学
企画広報課
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